小さな葉がもたらす新たなひらめきが、
驚きに満ちたおいしさを生み出すエッセンスに
「Spécialité」
それは、料理人が自身の技術や発想、感性、そしてこだわりのすべてを注ぎ込んで生み出す珠玉のひと皿。「村上農園のスペシャリテ」は、料理人がつくり出すその特別なひと皿を、味わい深く優美に、芸術的で革新的な、唯一無二の逸品へと引き上げるために誕生しました。個性的でインパクトのある味やフォルムを持った小さな野菜「マイクロハーブ」が、真摯に料理と向き合うすべての料理人に、新たなインスピレーションをもたらします。
スプラウトの可能性を追求する
日本とヨーロッパ、二つの企業の出会い
「村上農園のスペシャリテ」は、スプラウトの魅力と可能性を追求し続ける二つの企業、日本の村上農園とオランダのコッパート クレス社(KOPPERT CRESS B.V.)の出会いと、熱い想いによってスタートしました。
村上農園は、日本国内における発芽野菜のパイオニア。ブロッコリー スーパースプラウトやビタミンB12かいわれ、豆苗、ブロッコリースプラウト200など、従来日本になかった野菜を開発、生産し、新たな野菜市場を開拓してきました。
一方、コッパート クレス社は、オランダのスプラウトメーカーとして誕生。2002年ごろから「マイクロ・ベジタブルズ」と呼ばれる、料理を彩る小さな野菜の提供を始め、伝説的なレストランとなった「エル・ブリ」のフェラン・アドリア氏を筆頭にヨーロッパのトップシェフの間では料理における新しい表現を生み出す素材を提供する会社として高い評価を得ています。
二社の最初の出会いは、2003年7月。
ブロッコリー スプラウトの認知拡大に成功し、スプラウトの新たな可能性を模索していた村上農園の村上清貴(現・社長)は、各国のスプラウトメーカーが集う会合で、コッパート クレス社社長のロブ・バーン氏と出会います。レストランのトップシェフに、驚きとインスピレーションをもたらす小さな“芽”の力について語るバーン氏と、日本のスプラウト市場を創造してきた村上は、スプラウトへの熱い想いを共有して意気投合します。
その後、二人は交流を重ねる中で、互いのビジネスに対する姿勢を理解し、信頼関係を構築。2014年に両社が持つ商品や栽培技術、マーケティングノウハウを共有する相互ライセンス契約を締結します。そうして動き出したのが、マイクロ・ベジタブルズの日本での販売。トップ同士の出会いから12年を経て、大きな夢が動き出しました。